レーヨンサテン生地の特徴と取り扱いについて

レーヨンサテン生地の特徴と取り扱いについて

4th Collection、【ワイドシャツワンピースで使用されている「レーヨンサテン生地」について、その特徴と取り扱いのコツをご紹介します。

洗濯のしかたもあわせてお読みください)

とろみ感とシルクのような光沢が特徴のレーヨンサテン

まず、レーヨンについてですが、レーヨンという素材はもともと木材パルプを原料とした再生繊維の1つです。
と同時に世界初の化学繊維でもあるため、「天然繊維」と「化学繊維」両方の特徴をあわせ持った素材と言えるでしょう。

肌に触れたときにしっとりとすべるような質感のレーヨンは、主に衣類に使われます。
まるでシルクのような肌触りと艶やかな表面の光沢が特徴です。
(レーヨン、には「光る糸」という意味があります)
この肌触りは、レーヨンの、水分を含みやすいという特性によるもの。
ポリエステルなどの化学繊維と違って静電気も起きにくいので、ストレスの無い着心地が生まれます。

身体に沿うようなとろみ感は、大人のシャツコーディネートをワンランクアップさせてくれそうです。

コットンシャツやリネンシャツとは違った着心地は、そのドレープで柔らかく包まれるような新感覚を呼び覚まします。


発色性に優れ、柄のディティールまで表現

レーヨンは、発色性が高いため、鮮やかな色も細やかな柄もそのまま生地の上で再現することができます。

 

デリケートな素材として取り扱いましょう

レーヨンの魅力でもあるそのとろみ感や柔らかさ、そして光沢感は、取り扱いに注意することでより長く保たれます。
シルクと同じようなデリケートな素材として、優しく丁寧に適切な洗濯方法でお手入れしましょう。

とにかく水分に弱いレーヨンサテン

レーヨンサテンが最も苦手とするのが、水分です。
洗濯、雨、汗など、水分全般に弱いのがレーヨンサテン生地の特徴とも言えるでしょう。
吸水性が良すぎるゆえに、水を吸うと繊維が膨張・収縮して互いに引っ張り合うことで型崩れや縮みを起こしやすいとされています。

家庭で洗濯する際には、こちらを読んで充分にご注意くださいね。

ずぶ濡れになりそうな雨の日や、たくさんの汗をかきそうなシーンではなるべく着用を控えていただく方が良さそうです。

レーヨンサテン生地に関するQ&A

Q.自宅で洗濯はできますか?
A.手洗い推奨で、ご自宅で洗濯いただけます。中性洗剤でぬるま湯で、かつスピーディーに(1分)行っていただくのをおすすめしています。洗濯方法についてはこちらをご覧ください。

Q.通常の服と同じように洗濯するとどうなりますか?
A.一般的な衣類(コットン、タオル類など)と同様の洗い方で洗った場合、レーヨンサテン素材の特性から、どうしても縮みが出ます。長い時間水に漬けたり、長く脱水をするのはお避けください。

また、洗剤は液体の中性洗剤をご使用ください。

Q.色落ちはしますか?
A.着ているうちにプリントされたインクが落ちてくることはありませんが、日常レベルで着用時の日ヤケや水洗いを何度も繰り返していくうちに、通常の衣類同様に色が薄くなることはあります。

Q.乾燥機で一気に乾かしても大丈夫?
A.レーヨンサテンは熱に弱いため、タンブラー乾燥はお避け下さい。縮みの元にもなります。自然乾燥できる日にお洗濯いただくのがよいでしょう。

Q.アイロンは必要ですか?
A.レーヨンサテン生地はシワが付きやすいとされていますが、こちらのワイドシャツワンピースに関しては、脱水後ハンガーにかけて干してていただくだけでシワが伸びてくれるので、それほど気にはなりません。どうしても気になる方は「低温」で、かつ、あて布をしてアイロンをかけてください。スチームは基本的に使いません。

Q.化学繊維は肌がかゆくなることがあり心配です
A.レーヨンサテン生地は化学処理されて作られた繊維ではありますが、原材料が木材パルプ(セルロース)のため、天然繊維としての側面を持っています。基本的には綿や麻と似た性質で、吸湿性に優れています。肌あたりもさらりとしていて柔らかいのが特徴です。
個人差もありますが、肌への負担は大きくありません。

Q.3シーズン着られますか?
A.レーヨンサテンワイドシャツワンピースは、長袖のスタンドカラーロングシャツとして、シーズンレスで着ていただけます。
フロントボタンの開け閉めでも着こなしの幅が広がりますし、合わせるボトムスによってもアレンジが効かせられます。また、生地の表面は光沢の他に涼感のある質感なので、素肌にさらりと着ていただくのがおすすめです。

 

 

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